新体操日本代表「フェアリージャパン」の元コーチ 母校の生徒と共にインターハイへ 表現力に磨きをかけて
新体操の女子日本代表「フェアリージャパン」で約20年間コーチを務めていた女性が、母校である福岡市城南区の高校で指導を始めました。今年の夏に福岡県で開催されるインターハイに向けて指導にも熱が入っています。 【写真で見る】中村学園女子高校「新体操部」の指導者に学校の先輩でもある吉岡紀子さんが就任 ■首の角度や顔の表情「表現力」にこだわる指導法 福岡市城南区の中村学園女子高校「新体操部」。部員は約20人で、今年3月に行われた「全国高等学校新体操選抜大会」では、団体で4位入賞を果たしています。5月2日、特別な指導者が練習に参加しました。 吉岡紀子さん「投げる前はちゃんと体整えて準備」 吉岡紀子さん(60)は、2005年から約20年間、新体操の女子日本代表「フェアリージャパン」でコーチを務めていました。今年3月に任期満了を迎えて退任し、母校である中村学園女子高校で指導に携わることになったのです。 吉岡紀子さん「楽しみです。インターハイ上位を目指していると思うので、少しでも力になれたら。全力で応援したいと思いきょう来ました」 新体操は、フープやリボンなどの手具(しゅぐ)を使いながら「技の難度」や「芸術性」「出来栄え」などで得点を競います。 吉岡さんが特に力を入れているのが「表現力」です。演技中の表情や首の角度など細かな動きにも目を配ります。 吉岡紀子さん「膝もうちょっと上げてもう一回。キャッチしたら幸せオーラいっぱい出して」 「選手がやりやすいように」がモットーという吉岡さん。生徒たちもたくさんのことを吸収したようです。 中村学園女子高校2年 上野百々果さん「ひとりひとりの体のつくりにあった指導をしていただいて、よりやりやすい難度ができたり、新しい発見が多い1日だったと思います」 中村学園女子高校2年 白水さゆりさん「今まではミスしないようにしないという不安などをすごく感じていて、いつも技ばかり必死になって踊ってしまっていたと思うのですが、すごく楽しくわかりやすくご指導していただいて、踊っていてとても楽しかった」