「行動しないと私の中に後悔が残る」特殊詐欺被害を防止した会社員の女性に感謝状 埼玉県警
ATMコーナーで長電話をする高齢女性に声をかけ、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、埼玉県警は23歳の女性に感謝状を贈りました。 「このまま声をかけなかったら私の中で後悔が残ると思った」 このように当時を振り返るのは1日、埼玉県警吉川警察署から感謝状を受け取った埼玉県吉川市の会社員・雉野香帆さん(23)です。 警察によりますと、雉野さんは去年12月、吉川市のATMコーナーでスマートフォンで長電話をしている80代の女性に声をかけ、110番通報するなどして特殊詐欺の被害を未然に防ぎました。 雉野さんは、女性がATMコーナーで1枚の紙いっぱいにメモをとりながら焦った様子で電話しているのを不審に思い、声をかけたということです。 雉野さんは当時、行動できた理由について「やっぱり声をかけておけばよかったと後で思わないように、ある意味では自分のためにも行動ができた」とした上で、「同じように行動する勇気を持てる人が増えてほしい」などと話していました。 警察は、特殊詐欺を疑う場面に遭遇したら、すぐに警察へ相談するよう呼びかけています。