武豊が前人未到のJRA通算4500勝! 〝真のスゴさ〟は記録達成のペースにあり 衰え知らずの天才&鉄人ぶり
武豊(55=栗東・フリー)が12日の東京2Rで前人未到のJRA通算4500勝を達成した。歴代2位の勝利数が横山典弘の2944勝(11日終了時点)だから、まさにダントツの数字を築き上げてきたわけだが、本当のスゴさは別の観点からより鮮明になるのかもしれない。 【写真】ルメールとアツい抱擁! 最近の武豊のメモリアルVを500勝単位で見てみよう。3000勝(2007年11月3日)から3500勝(2013年1月13日)までにかかった時間が「5年2か月」で、43歳での到達。3500勝から4000勝(2018年9月29日)までにかかった時間が「5年8か月半」(49歳)。今回の4000勝から4500勝までに要した時間は「5年と7か月半」(55歳)だった。 10年以上前、40代前半に刻んだペースとほぼ変わらない時間で、というより3500→4000勝までにかかった時間よりは若干早いペースで今回のメモリアルに到達しているのだ。 55歳にしてペースダウンせずに疾走――。まさに不世出の「天才」&「鉄人」と言えよう。
東スポ競馬編集部