60代の「ひとり旅」を充実させるなら持ち物は身軽に。スカーフやイヤホンが便利
子育てがいち段落し、自分時間が増えた世代のなかで、昨今「ひとり旅」がちょっとしたブームになっています。そんなひとり旅に関する著書を持ち、ブロガーである中道あんさんも、「60代になって、ひとり旅がますます楽しい」と語ります。そんなひとり旅には準備が必要ですが、その準備自体が旅の始まり。よりよく楽しめるように旅の「持ち物」と「過ごし方」について語ってくれました。 【写真】旅先で記念写真を撮る中道あんさん
旅の持ち物の選び方。身軽なのがいい
60代のひとり旅で大切なのは、「身軽さ」を意識することです。旅に出るときはつい、あれもこれもと詰め込みたくなるものですが、本当に必要なものを厳選してみると、意外と少ないことに気づきます。そのために、私は旅行カバンを小さくしています。 「ここに入るだけ」と決めると、さらに持ち物は厳選されます。荷物が軽いと、体への負担も減り、行動の自由度を高めてくれます。飛行機を使う旅なら、機内の荷物入れに自分の力で持ち上げられる重量に抑えることが不可欠です。重量に耐えきれず“ぎっくり腰”にでもなったら笑いごとではすまされません。ひとり旅は健康と安全が第一です。
旅におすすめのアイテム
そんな旅の相棒として、私が持っていくアイテムをいくつか紹介します。
●春夏は薄手のアウター
天候は予測できないものですが、軽くてコンパクトに畳めるアウターなら、寒さや雨にも対応できます。これがあるだけで、急な冷え込みや小雨の中でも安心して過ごせます。バッグに入らないときは腰に巻いておけばスタイルアップにもなるうえ、荷物にもなりません。
●小さなスカーフ
このスカーフをバッグの持ち手に結んでおけば、荷物になりません。スカーフを首に巻くだけで寒さ対策になりますし、両端を結ぶと小ぶりの布バックになりホテル内の食事会場に行くときなどちょっと便利に使えます。
●夜のためにくつろげる自分らしい一着
お気に入りの普段着はボーダーシャツが多いです。年中旅のお供にしているのは薄手の7分丈のボーダー。これを5年は愛用しています。ひとりだからこそ、長い夜は自分らしい一着で普段どおりに過ごします。