世界銀行は24日発表した最新のインドネシア経済見通しで、2024年の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率を5.0％と予測した。23年12月の前回予測から0.1ポイント上方修正した。 　25年は5.1％で23年12月の予測から0.2ポイント引き上げた。26年は5.1％で、前回予測から0.1ポイント上方修正した。 　世銀は24日の声明で、インドネシアの経済は今後数年間、公共投資の増加や消費者需要などに支えられて、安定したペースで成長を続けると指摘。 　世界銀行のキャロライン・ターク氏（インドネシア・東ティモール担当）は、投資誘致を図る政府のマクロ経済政策がインドネシア経済のパフォーマンスをよくしていると述べた。 　インドネシアの24年第１四半期（１～３月）のＧＤＰ成長率は5.1％で、中所得国の平均を上回る堅調さを維持。民間消費がＧＤＰの57％を占め好調だった。