球団９０周年の特別セレモニーで「読売巨人軍、あっぱれ！」と名文句で球場を盛り上げた張本勲さん（中央）＝１１月３０日

　「巨人ファンフェスタ　２０２４」（３０日、東京ドーム） 　巨人軍９０周年特別セレモニーに長嶋茂雄終身名誉監督（８８）、ソフトバンクの王貞治球団会長（８４）らＶ９戦士や、長い歴史を支えてきた歴代ＯＢがサプライズで登場し、一堂に会した。 【写真】血色よく凛とした佇まいでグラウンドに登場　杖は体に後ろに隠してる 　中でもファンが驚いたのは張本勲氏（８４）だ。５月末に王貞治ＤＡＹで始球式を務めた際には杖をつきながらボールを投じたが、色白さと激やせぶりに心配の声が集まっていた。 　だがこの日は血色もよく、力強くグラウンドに立った。さらに記念撮影などの邪魔にならないよう、杖を体の後ろに隠しながらセレモニーに参加した。 　プロ野球選手としての矜恃を見せるような凛とした姿勢。この様子にファンは「杖を目立たないように後ろに持ってきてついてる張本さんえらいな」「張本さん杖無しでも歩けるようになってる！」「回復力がすごい」「張本さんいつまでもお元気で」「元気に歩いていてすごい」と驚いた様子だ。 　セレモニーでは「読売巨人軍、あっぱれ！」と声を張り上げ、スタンドから大きな拍手を浴びた張本氏。セレモニーの最後には、阿部監督がマイクを握り「ジャイアンツは創設９０周年を迎えました。素晴らしいＯＢの方々が今日集結していただき、改めて重責を感じております。そして巨人軍の監督の重責も改めて感じさせていただきました」と挨拶。「今年は優勝することができましたが、最後はとても悔しい結果になってしまいました。それを糧に、来年はこの場で日本一の挨拶ができるように、また１からスタートしてまいります」と来季のリーグ連覇、日本一を力強く約束した。 　また張本氏がご意見番として活躍した１日のＴＢＳ系サンデーモーニングでは、元気な姿が放送された。出演した桑田２軍監督、上原浩治氏らが驚きの様子を浮かべ、上原氏は「より元気になってました。張本さんにあっぱれをあげたい」。桑田２軍監督も「張本さんのあっぱれは健在でした」と笑顔で明かしていた。