トランプ次期大統領に厳しい声「約束したのに…」。“食料品の値下げ”について主張を変化
11月のアメリカ大統領選で勝利したトランプ次期大統領。選挙戦では「食料品の値下げ」を公約の一つに掲げ、支持を広げてきた。しかし先日、米タイム誌のインタビューでその公約について触れ、ネットで物議をかもしている。 【映像】「今年の人」に選ばれたトランプ次期大統領。スーパーを訪れる様子
トランプ氏は選挙戦で、たびたび食料品の値下げを訴えてきた。 8月、米ニュージャージー州で開かれた記者会見で「食料品の価格は高騰している。私が勝利したら、すぐに価格を下げる」とコメント。 9月には、米ペンシルベニア州のスーパーを訪れ、客が購入する予定だった食料品の代金を支払うなど、“粋なサプライズ”も話題を呼んだ。
選挙戦の勝利後も、トランプ氏は食料品の値下げについて言及。12月9日、米NBCテレビの報道番組『ミート・ザ・プレス』に出演したトランプ氏は、「食料品の公約が主な勝因だ」と主張した。 「“食料品”。このシンプルな言葉で勝ったんだ」 「リンゴ、ベーコン、卵を買おうとしても、わずか短期間で価格が2~3倍になってしまう。私たちはその価格を大幅に下げるつもりだ」
しかし12月12日、「今年の人」に選ばれ、表紙を飾った米タイム誌のインタビューでは主張を変えた。 「食料品の価格が下がらなければ、大統領として失敗だとお考えですか?」という質問に、こう回答している。 「失敗だとは思わない。私は価格を下げたいと思っている。でも一度上がったものを下げるのは難しい」 「それでも価格は下がるでしょう。エネルギー価格が下がれば、サプライチェーンが改善されれば、もっと下がると思う」 この含みを持たせた回答に、ネットでは「選挙の公約違反だ」「彼はこれまで“値下げを約束する”と言っていたんだよ?」といった厳しい声が多く上がった。 なお、一部からは「前半部分だけ切り取るのはおかしい。後半では下がると言っている」など擁護する声も出ている。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:高島海人
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