【続報】弁護側…修被告の証人尋問で“瑠奈被告との英語のやり取り”提出 母・浩子被告の裁判で
<頭部を自宅に遺棄…動画撮影までの経緯> ◇引きこもりだった娘の変化に喜んだ浩子被告 ▼瑠奈被告は、数年前からホラー映画やSМに興味を持つようになっていた。それまでずっと引きこもりのような生活を送っていた瑠奈被告だが、2023年2月ごろから急に外出することが出てきたが、うつの症状がよくなっているわけではなかった。 ▼2023年5月28日、瑠奈被告の希望ですすきのにあるクラブの閉店イベントに修被告が連れて行くことになった。 ▼瑠奈被告がいわゆる「クラブ」という場所に行ったのは、この時が初めて。午前3時ごろ、修被告が瑠奈被告をイベントに連れて行き、浩子被告は自宅で過ごした。 ▼午前7時半ごろ、修被告から、「瑠奈被告がクラブで知り合った人と意気投合した」という連絡がきて、浩子被告は喜んだ。長い間引きこもりで、両親以外との交流がない瑠奈被告が、誰かと遊びに行くことは、母親である浩子被告にとっては、大きな前進だと思ったから。
◇被害男性との出会い・トラブル ▼その後、帰宅した瑠奈被告と修被告から聞かされた話に浩子被告は驚いた。その内容は、瑠奈被告がクラブでカラオケに誘われた人物について行ったところ、ホテルに連れて行かれ、そこで性的トラブルになったことだった。トラブルになった相手が被害男性だった。 ▼瑠奈被告は男性に怒りを示していたものの、浩子被告には男性について「謝ったら許してあげる」と言っていた。 ▼浩子被告は細かなことは聞いていなかったが、修被告から聞いたところによると、瑠奈被告は性的トラブルによって気分が落ち込むとともに、強い怒りの気持ちを持っていた。 ◇両親は男性に“娘と会わないよう”懇願 ▼6月中旬ごろ浩子被告は、瑠奈被告が修被告とともに、すすきののクラブを何件か回って男性を探し、7月1日に会う約束をしたと聞かされた。 ▼修被告と浩子被告は、一度トラブルになった男性と再び会うことには消極的だった。しかし瑠奈被告の意思は強く、とても楽しみにしている様子だったこともあり、とめるようなことは一切言っていない。 ▼そこで浩子被告と修被告は、男性に対し、瑠奈被告に会わないよう直接求めることにする。7月1日午後、修被告が公衆電話から男性に電話をかけ、瑠奈被告の関係者を名乗り、この後、待ち合わせ場所に行かないでほしいと頼む。しかし男性は「向こう(瑠奈被告)も会いたがっているわけだから」などと言って拒否したため、修被告は会うこと自体は止められないと思い、瑠奈被告が嫌がることをしないよう男性にお願いした。