トイレットペーパーは「ダブル」を使っていると話したら「リッチだね」と言われました。「シングル」の方がコスパはよいのでしょうか?
トイレットペーパーには、シングルとダブルの2種類があります。友人と会話している中でダブルを使っていることを話すと「リッチだ」と言われ、シングルの方がコスパがよいのではないか気になる人もいるでしょう。 今回は2種類のトイレットペーパーの違いについて、消費する早さや価格の観点からご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレットペーパーのシングルとダブルの違いは?
トイレットペーパーのシングルとダブルは、巻かれている紙の枚数に違いがあります。シングルの場合は1枚、ダブルの場合は2枚です。 紙の枚数が変わることで、1ロールあたりの長さにも差が生まれます。メーカーによって長さに若干の差はありますが、シングルの場合は50~60メートル、ダブルの場合は25~30メートルが一般的な長さです。このことから、使用できる紙の量に差は設けられていないことが分かります。 どちらを選ぶかは、個人の好みによると考えて問題ないでしょう。なお、コスパを重視している場合はシングル、拭き心地や吸水性を求める場合はダブルを選ぶ傾向にあるようです。
トイレットペーパーのシングルとダブルでは消費する早さに違いがある?
一般社団法人 日本トイレ協会の調査によると、1回に消費するトイレットペーパーの長さの平均は、表1の通りです。
※一般社団法人 日本トイレ協会「トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう」を基に筆者作成 また同調査によると、1ヶ月に消費するロール数について、4人家族(男性2人・女性2人)の場合はシングルだと約17ロール、ダブルだと約33ロールとなるようです。なお、この数値は1日のトイレ回数を以下の条件で計算した場合となります。 ・男性:大1回 ・女性:大1回・小7回 このことから、消費する早さには倍程度の差があると考えられるでしょう。そのため、シングルを利用している人からすれば、ダブルを使っていると「リッチ」と捉えられるかもしれません。 また男性の場合、おもに大便時にトイレットペーパーを使用すると想定できます。対して女性の場合は、大便・小便ともに使用する可能性が高く、その分消費するのが早くなると考えられるでしょう。性別によって消費する早さが異なる点についても、理解しておく必要があります。