【バス運転士不足問題】就職イベントの実際を取材!「バスギアエキスポ2024東京」に行ってみた
■実際を見て聞かないと分からない
ネット上で流れる噂話程度の情報は、中には本物もあろうが、そうした噂話をファクトチェックするために利用するのもアリだと感じた。情報化社会の中で、バス運転士の特殊な勤務体系や待遇のアウトラインは誰でも知ることができるようになったが、その中身については事業者に聞かないと真偽は分からないことが多い。 求職者が実際に就職する際には大変な決断をして入社するのだから、より多くの情報が欲しいのは当然だ。ネットだけの噂話で終始しているようでは本質は見えてこない。あえて批判を恐れずに書くと、現役の運転士だと称する人の話ですら真偽は不明なのだ。しかし、火のないところに何とやらで、それをもとに事業者に質問や不安をぶつけてみるのはファクトチェックとしては正しい行動だ。 事業者も求職者の質問や不安に真摯に応えられないようでは人は集まらない。せっかく会場まで足を運んでくる大勢の人がそこにいるのだから、事業者側も本当のミスマッチなのか、勘違いのミスマッチなのかを丁寧かつ真実を説明する必要がある。このような就職イベントは定期的に開催されているが、それぞれが持つニーズや目的に応じて利用する価値は大きいと感じた取材だった。