ロードスターが急増!! 関西の強豪・同志社大学! 新車両で関西制覇を目指す
■上位の厚い壁!大学自動車部のハイレベルな戦い
同大自動車部は1933年(昭和8年)に創部。間もなく100周年を迎える、歴史と伝統を誇る部です。現在は30人で活動しており、長期休み中の活動日が毎週火曜日と土曜日、学校がある時は土曜日のみとなっています。 参加している競技は学連主催の全関西と全日本のジムカーナ、ダートラ、フィギュアの3つ。全関西は関西圏の大学10校ほど、全日本はその名のとおり、関東を含む全国の大学と競います。 2024年8月4日(日)に行われた全日本学生ダートラでは明治大学、広島大学、千葉工業大学に次ぐ団体4位と、女子の部で個人2位を獲得。しかし、8月25日(日)に行われた全日本学生ジムカーナでは団体23位と悔しい結果に終わっています。 「最近、大会で優勝がなく、特にジムカーナはまったく勝てていません。練習場の外で練習していないのと、インテグラタイプR(DC2)の調子がどうしても悪くて……。ここは確かに広いですが、大がかりな練習ができるほどではないので、外で練習する必要性を感じています」(同)。 選手選考会の様子をしばらく見学させてもらいましたが、みんな上手のひとこと。部員それぞれが異なる駆動方式の個人車を所有し、ガレージまで通学しているのもテクニックの底上げにつながっていると感じます。 ただ、それでも苦戦するのですから、大学自動車部は本当にハイレベル。同大に限らず、30年選手のDC2を現役で使い続ける苦労も相当なものだと思います。 「今、試合車の車両規定が新しいものに切り替わっている途中で、ダートラは先行してDC2からスイフトスポーツに切り替えました。ジムカーナ用にはNDロードスターを導入済みで、先行して来年から動かしてもいいのかなと思っています」(同)。
■同志社大学はロードスター天国
同大自動車部を語る上で、欠かせないキーワードがロードスター。といっても試合車のNDではなく、個人車のNBやNCです。同大自動車部では数年前、ある先輩がロードスターを購入してからオーナーが急増。 今ではロードスターばかり10台ほどの個人車が集まり、いつしか"ロードスター畑"と呼ばれるようになりました。 入手しやすい価格とドリフトができる練習場の存在など、人気の理由はいろいろですが、個人車で鍛えた技術や、ノウハウをNDにフィードバックして、ジムカーナの頂点を狙ったらとっても盛り上がりそうです。 今シーズンの試合は11月17日に行われる全日本フィギュアを残すのみ。同志社大学自動車部に熱い声援をよろしくお願いします!