ジェコス、仮設橋梁の事業拡大。ヤード整備推進・概略計算システム公開
重仮設大手のジェコスは、仮設橋梁「EGスパン」の事業拡大に取り組んでいる。昨年に横河ブリッジから「PABRIS」を購入して自社化する中、全国の案件により広く対応すべく、製品の置場と整備場を兼ねたヤードの整備を推進。東日本で東京工場(千葉県白井市)と富里機械センター(同県富里市)に開設したのに続き、西日本では岡山県総社市に約1万平方メートルの用地を取得。先月下旬に現地で地鎮祭を実施し、今年度下期に本格稼働する予定で門型クレーンなどの設置工事に当たっている。 同社のホームページには、同橋梁の概略計算システム「EGシミュレーション」を公開。橋長や幅員、荷重などを入力すると、上部工の数量や概算の工事費が反映され、図面データをダウンロードできる。システムの活用で最新の土木工事標準単価を適用した工事費の容易な算出につながり、建設コンサルタントなどが実施する基本設計段階での比較設計に活用してもらえる。