印リライアンス、利益が予想下回る-石油化学事業の不振と増税響く
(ブルームバーグ): インドの石油大手リライアンス・インダストリーズの1-3月(第4四半期)決算は利益が市場予想を下回った。不振が続く石油化学事業と増税が消費者部門などの伸びを相殺した。
22日の証券取引所への提出文書によると、1-3月期の純利益は前年同期比1.8%減の1895億ルピー(約3520億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均は1973億ルピーだった。市場予想を下回るのは4四半期連続。
リライアンスを率いる富豪ムケシュ・アンバニ氏は発表資料で、「化学産業の下流事業は年間を通じて一段と厳しい市場情勢となった」と説明した。V・スリカンス最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会合で記者団に、同社は石油化学事業が「数十年ぶりの低調」な業績になると予想していると語った。
1-3月期の売上高は前年同期比9.5%増の2兆4100億ルピーとなり、アナリスト予想を上回った。総経費は12%増の2兆1800億ルピーで、税費用は約139%増加した。その他の収入は前年同期を57%上回った。
原題:Reliance Misses Profit Estimate on Weak Petrochem, Tax Outgo (2)(抜粋)
--取材協力:Anirban Nag、Advait Palepu、Satviki Sanjay.
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Sanjai P R, Rakesh Sharma