高まるニーズ「無痛分娩」に密着 全国で1割、東京は約3割 増加の背景に少子化や女性の仕事復帰など出産を取り巻く環境の変化
■「無痛分娩」に密着
6月10日―。 冒頭で紹介した八木さん。夫・順根さんに付き添われて入院しました。 いよいよ出産予定日です。 八木春花さん: 「緊張と、あとはどんな感じか分からないのでちょっとドキドキしています。楽しみ」
分娩室に移動。 準備の処置をした後、午前9時前、背中から麻酔の管を入れました。 麻酔科医: 「お背中、何も違和感ないですか?」 八木春花さん: 「ないです」
その後、陣痛促進剤の点滴も開始。 麻酔科医: 「この辺、冷たさどうですか?」 八木春花さん: 「感じない」 麻酔の効き方を確認します。 麻酔科医: 「足が動かないとかは異常なので教えてください」 八木春花さん: 「ちょっとだけ痛かったですけど、安心しました。緊張がほぐれました、よかったです」
八木春花さん: 「いっちゃん」 夫: 「ママだ」 八木春花さん: 「緊張してるの?」 長男の維月ちゃん(4)も出産に立ち会うためやってきました。 八木春花さん: 「お兄ちゃんになるんだよ、なれる?」 長男・維月ちゃん(4): 「うん」
病院では午後2時台に産まれることが多いということですが、気づけば午後4時。 八木春花さん: 「痛みは下腹部がちょっとズーンと重い感じで痛いんですけど、あとはそうでもない」
別室で待っていた順根さんと維月ちゃんも分娩室へ。 夫・八木順根さん: 「ママ緊張してる、頑張れって」 長男・維月ちゃん: 「がんばって」
八木春花さん: 「(陣痛)きたかも」 助産師: 「がんばれ、そうそう」 麻酔は陣痛が感じられる程度に調整。いきむ合間も会話する余裕があります。