60年の時を経て、“原案”発見! クロネコヤマトの有名すぎる猫ロゴは広報担当の娘が描いた絵から生まれた
ぽってりとした黄色い体がかわいいノラネコたち
もともと「ノラネコぐんだん」は、作者の工藤ノリコさんが1998年から描き続けている4コママンガ『がんばれ! ワンワンちゃん』の脇役として、99年に初めて登場。 その後、編集者の森綾子さんの発案で、彼らを主役にした絵本をつくることになり、2012年に第1作の『ノラネコぐんだん パンこうじょう』が発売された。 「ノラネコぐんだんを絵本の主人公にするにあたり、“軍団”と称しても違和感がなく、なおかつ多すぎない数で、と考え8匹にしました。描き始めると、パンづくりなど色々な作業の行程を絵で見せるのに、8匹がちょうどいい具合です」と話す工藤さん。 思いのままに行動しては、失敗ばかりだけれど、どこか憎めない愛らしさがある。 ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ シリーズ11作目。ワンワンちゃんたちが、キャンプ場でホットケーキを焼いています。でも背後には、今回もやっぱり忍び寄る、黄色い影……!? 定価 1,430円(税込) 白泉社
◆ポール & ジョーの「猫」のモデルたち
ポール & ジョーのアイコンとしておなじみの猫たち。猫への愛が感じられるソフィーのデザインは、世界中の猫好きを虜に! お話を伺ったのは ポール & ジョー創立者&クリエイティブデザイナー ソフィー・メシャリーさん
コレクターも多い猫愛あふれるデザイン
愛らしい猫デザインで知られるポール & ジョー。ブランドのアイコン的存在である2匹の猫、ジプシーとヌネットは、創立者でデザイナーのソフィー・メシャリーの愛猫で、広告撮影の現場でジプシーと出会ったことが彼らとの物語の始まりに。 「初めて会ったジプシーは、生後2ヶ月半の仔猫で、小さな毛玉のようでした。あまりのかわいさに、“猫と暮らしたい”と、すぐに迎え入れることを決めました」 その2年後、ソフィーの息子が家を出ることになり、ジプシーが寂しい思いをしないよう、ヌネットを迎えた。よく2匹を携帯で撮っていたソフィーが、愛猫の写真をさまざまな柄と合せて楽しんでいるなかで、自然と2匹を取り入れたデザインが誕生した。 K-POP界のレジェンド、ドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、JOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。
田辺千菊