ロバーツ監督、出禁ファンの危険行為を受けたベッツに言及 前日のプレー中観客2人に腕つかまれ
<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第5戦◇30日(日本時間31日)◇ヤンキースタジアム 【写真】出禁ファンの座席を提供された小児がん患者のファンと家族 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が、第4戦で観客の暴挙に巻き込まれたムーキー・ベッツ外野手(32)について言及した。 1回無死、ヤンキース・トーレスが放ったフェンス際の打球を、右翼手ベッツがフェンスから手を伸ばしたファンと交錯しながら捕球。だが、ヤンキースファンの男性2人が、グラブからボールをつかみ取ろうと試みるシーンがあった。ベッツにケガはなかったが、手首などを負傷してもおかしくない暴挙だった。男性ファン2人は、第5戦の入場を禁じられた。 ヤンキースは声明で「球団と大リーグ機構は第4戦であった行為を決して容認しない」とした。 ロバーツ監督は「残念な出来事だった。だが正しく対処されたので安心している」と落ち着いた口調で話した。 「心配している選手は」という質問には「心配して“いない”選手の名前を挙げるならムーキー(ベッツ)だ。彼はこの球場で何度もプレーしているから」と語った。