定岡正二・篠塚和典・槙原寛己の深掘りトーク! お題「助っ人選手を語る」【昭和ドロップ】
危ない? ジーンズの履き方
久保田球審に顔をくっ付けるようにして抗議するライト。一歩も引かない久保田球審も見事!
今回は、ついに実現した夢の競演!「昭和ドロップ!」の巨人編と広島編が合体だ。テーマはいずれも「助っ人選手」。決して、偶然同じテーマになったのでまとめちゃおうと思ったわけではありません。 構成=井口英規 ──次は、外国人選手をテーマにしたいと思います。香坂(香坂英典)さん(元巨人広報)の連載の中で、サダさんとシピン(78-80巨人在籍。以下カッコ内は同)の話があって思いついたテーマです。 槙原 読んでます。よく覚えていますよね。すごく細かくてびっくりします。 定岡 香坂が連載してるの? そこで僕の変な話を書いていたんですか。あいつめ!(笑。香坂さんはサダさんの後輩でシノさんは同年齢) ──シピンがパンツを履かずにジーンズを履いていたのを、定岡さんがマネしていたのでは、という話でした。 定岡 違う!(笑)。何でそんなことしなきゃいけないんですか! 僕が見つけて言ったんですよ。「シピンがパンツを履かないでジーンズを履いてたよ」って(笑)。 槙原 パンツ忘れたんですかね。 定岡 まさか! ラインが出るのが嫌なのかと思ったけど、ジーンズだから、それも違う気がするけどな。 ──Tシャツをガーッと下ろして、あそこを隠して、その上からジーンズをパッと履いたらしいですよ。 篠塚 挟まないようにしたんだな(笑)。 槙原 いやあ、それでもどっちか挟まりそうですよ。痛そうです(笑)。 定岡 マキ、お前の話はなんか下品(笑)。それ以上はやめなさい。書けないことばっかりになるから(笑)。 篠塚 トマソン(81-82)の×××の話はどうだ? 槙原 トマソンの×××が×××という話ですか。それは僕のYouTubeでも言えません(笑)。 定岡 シノもマキもやめなさいって(笑)。ここは『週べ』だぞ! 槙原 そう言えば、サダさんとジーンズの逸話もありましたね。 定岡 あれか! 「定岡はジーンズが入らなくなるから、ご飯を食べない」というバカな話だろ。 槙原 でもホントでしょ? 定岡 バカ野郎!(笑) 槙原 今までプロ野球選手でそれを言ったのは、サダさんと新庄(新庄剛志。現日本ハム監督)だけですよ(笑)。新庄も阪神時代、「足が太くなってジーンズが似合わなくなるから下半身は鍛えない」って言ってましたから。 定岡 新庄はほんとかもしれんけど、俺は言ってないって! 新聞記者が面白おかしく書いただけです。 ──定岡さんが、最初にジャイアンツに入ったときの外国人は誰ですか。 定岡 トマソンかな……。 篠塚 トマ“ソン”じゃない。ジョン“ソン”(デービー・ジョンソン/75-76)でしょ(笑)。 定岡 ボケ過ぎたか(笑)。でも、僕はジョンソンと結構、仲良かったんですよ。 ──当時、サダさんはまだ二軍でしたが。 定岡 たぶん、バッティングピッチャーで一軍に行ってたからだと思います。僕はちょっと英語がしゃべれるし……。いや、ウソ(笑)。フレンドリーだからです。そのあとメッツの監督になって世界一になったときはうれしかったな(86年)。当時はロッカールームで下を向いている姿ばっかり見てましたからね。1年目はまったく打てなかったから悩んでいる姿しか思い出せないんですよ。 ──1年目、ジャイアンツの助っ人はジョンソン一人でしたしね。 槙原 当時はネットで情報を仕入れたり、家族や友達とラインができるわけでもない。外国人選手は大変だったでしょうね。 定岡 途中から長嶋(長嶋茂雄)さん(当時監督)が、すごく「こうだぞ。こうだぞ」とバッティングを教えていたのも思い出します。シノは一軍にいたっけ? 篠塚 一軍には行ったり行かなかったりしてました。ジョンソンは、メジャー・リーグでバリバリだった選手を獲ったというイメージがあったじゃないですか。でも、メジャーってこんなもんかと思いましたね(あっさり)。 定岡 おっ、さすがシノ(笑)。これはカットせず書いておいてくださいね。シノは成績を残してるから言っていいんです。でも、ジョンソンの右中間の打球はよく飛んだよね(右打ち)。 篠塚 そうですね。流すのではなく、引っ張るんだけど・・・
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週刊ベースボール