【新NISA】20年間「月5万円」投資すると…?投資対象の選び方も解説
資産形成を進める手段として有効活用すべき制度がNISAです。 年間360万円まで、制度全体で1800万円まで非課税で投資できます。 ◆【画像をチェック】新NISAの仕組みとは? 2024年にNISA制度がリニューアルされ、従前よりも使いやすい制度となりました。 今回は45歳から積立投資をスタートし、65歳時点でいくらの資産を形成できるかシミュレーションします。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
NISA制度とは
NISA制度とは、一定額まで非課税で投資できる制度です。 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に分かれており、それぞれ年間で120万円、240万円まで非課税投資できます。 通常の投資では、利益や配当金などの運用益に対して約20%の税金が課せられますが、NISAでは税金が課せられません。 たとえば、100万円の運用益を得られた場合、通常の投資では約20万円が課税されて最終的に残る利益は約80万円ですが、NISAでは運用益をそのまま受け取れます。
20年間毎月5万円を積立投資するとどうなるか
一般的に、投資は運用期間が長いほどリターンが安定します。 さらに複利効果(得られた運用益が投資元本に足され、運用効率が高まること)も期待できるため、結果的に効率よく資産運用できます。 たとえば、20年間にわたって5万円を積立投資した場合、どのような結果になるか見てみましょう。 想定利回りが高いほど、得られるリターンが大きくなります。1%と5%のケースを比較すると、20年後には700万円以上の差が生まれる結果となりました。 ただし、想定利回りはあくまでも「想定」であり、毎年判を押したように5%の収益を得られるとは限りません。 リーマンショックやコロナショックのような暴落相場に巻き込まれると、運用資産の半分が失われてしまうこともあります。 NISAは投資で得られた運用益が非課税になる制度であって、必ず利益を得られるとは限らない点に注意が必要です。 NISAの恩恵を受けるためには、リスクを取って運用することが前提となります。「絶対に元本割れを避けたい」という方は、むしろNISAを利用しないほうがよいかもしれません。 ただし、資産形成期にあり「一時的にマイナスになっても、長期的には回復するだろう」という余裕を持って投資と向き合える方は、NISAを有効活用すべきでしょう。