米当局、スターシップの4回目飛行試験を許可 6日にも打ち上げか
Joey Roulette [ワシントン 4日 ロイター] - 米連邦航空宇宙局(FAA)は4日、宇宙企業スペースXに対して、大型宇宙船「スターシップ」とロケット「スーパーヘビー」の4回目の飛行試験実施を許可した。 スペースXは早ければ6日にも、テキサス州の同社施設から打ち上げを行うことを目指している。 宇宙船とロケットを組わせると全長は122メートル近くになる。実際の運用では完全な再利用を可能とする構想で、同社の2段式ロケット「ファルコン9」よりコストも安くなる。 スターシップの飛行試験は回を重ねるごとに先の段階に進む成果を出しており、昨年4月の初回は打ち上げ直後に爆発したが、今年3月に行った3回目では、上空で宇宙船とロケットを分離させ、宇宙空間を一定時間飛行した。ただ大気圏内を海に向けて落下中に分解したとみられ、着水はできなかった。