「御社と貴社」「当社と弊社」の違いって?会社を指す敬語の使い分け方
使うべき場面を押さえておけば大丈夫!
社会人になると、文書や会話の中に敬語表現が増えて、「あれもこれも入れないと」と焦ることもあるでしょう。でも、おかしな場面で「弊社」とへりくだったり、「御社」にわざわざ“様”をつけたりなど、がんばって敬語を使おうとするあまり、かえって失礼になってしまうこともあります。まずは「こんなときはこの言い回し」という場面だけしっかり押さえれば大丈夫。難しく考えず、自然に使える言葉で、シンプルに表現することを目指しましょう。
【宮本ゆみ子さん プロフィール】 株式会社ゴーズ・オン代表取締役、フリーアナウンサー 大阪大学人間科学部卒業後、FM石川にアナウンサーとして入社。その後、K-mix、FM群馬などを経て、2009年から大手人材育成・研修会社にて新入社員向け研修に携わる。書籍ライターとしても約30冊を上梓。現在、週4本のレギュラー番組を担当するかたわら、登録アナウンサー200人を抱えるキャスティング事務所の代表を務める。東京工業大学研究員。著書に『相手をイラッとさせない話し方のコツ がんばらない敬語』(日経BP)など。
取材・文・編集:鈴木恵美子