アカデミー出身選手のFW山田新とDF深澤大輝(C)J.LEAGUE

【国内サッカー・ニュース】『DAZN』×『EL GOLAZO』の共同企画『Who’s The Hero』では、毎節の試合から注目選手をピックアップし、試合前のコメント映像をDAZN公式Youtubeチャンネルで配信。今回はクラブ愛をテーマに、J1第9節の川崎フロンターレ対東京ヴェルディの一戦からお互いのアカデミー出身選手のFW山田新とDF深澤大輝のインタビューを配信した。 ●【動画】川崎F・山田新＆東京ヴェルディ・深澤大輝インタビュー

J1第9節で行われる川崎フロンターレ対東京ヴェルディの注目カード。リーグ戦では16年ぶりの対戦が実現した一戦を前にお互いのアカデミー出身選手がクラブの魅力や対戦相手の印象をインタビューで語った。 川崎Fのアカデミー育ちのFW山田新は、「フロンターレのトップチームの試合を観たりして、面白いサッカーをするクラブだったので入ってみたかった」と中学生の頃にセレクションを受け、下部組織に入団。ただ当時は、「技術が高いイメージはあったが、自分との差に絶望した思い出がある」と学生時代の苦い過去があったことを明かした。 その後は高校生まで川崎Fの下部組織に在籍し、桐蔭横浜大学を経て、2023シーズンより再び古巣に復帰。プロ1年目からJ1で27試合に出場し、4得点をマークし、着実に存在感を高めている新進気鋭のストライカーだ。 ユース時代から対戦してきた東京ヴェルディについては、「育成の時から技術力が高くて、クレバーな選手が多いイメージがある」と印象を明かす。また、中央大出身で東京VのDF深澤大輝とは、大学時代に対戦経験があり、「中央大学を相手に得点しているイメージはある」という過去の出来事を明かす。 その上でリーグ戦では16年ぶりに迎える東京Vとの対戦を前に、「自分がヴェルディ戦でも多くの時間に出場できるようにし、複数得点でサポーターに勝利を届けられるように頑張りたい」と活躍を誓っている。 対する東京の下部組織出身のDF深澤大輝は、小学校4年生の頃に東京ヴェルディジュニアに入団し、その後はジュニアユース、ユースと東京Vのアカデミー一筋で育ち、中央大を経て2021シーズンに古巣クラブ復帰した。 東京Vには試合後、ボールパーソンを務めた下部組織の選手たちとラインダンスを踊る習慣があるが、「ボールパーソンの子達と一緒に試合後喜びたいですし、練習後も『サイン頂戴』とフランクに絡んでくれるので、そこは良いところだと思う」とクラブの魅力を語る。 そんな下部組織に在籍していた頃は、「毎週ここで練習試合をしていたのを覚えていて、対戦する機会が多かった」と語る川崎Fと対戦する。 学生時代の頃から対戦してきた山田については、「すごくパワフルで得点も取っていて、結構持っている人だなと思っていた」と印象を明かし、「試合を観ていてもゴリゴリといけるし、フィジカル勝負してもダメだと思う。そこは頭を使って先読みしたり、先に身体をぶつけたりというところでずる賢くやりたい」とマッチアップする上でのポイントを語る。 また前節、自身と同じように下部組織で育ってきたDF谷口栄斗が負傷。「あいつは去年も怪我に悩まされたり、僕も怪我しましたけど、その時はあいつがチームを引っ張ってくれた。アカデミー育ちとしてアイツの分まで頑張らなければいけない」とアカデミー出身の後輩の思いも背負い、宿敵との一戦に挑む覚悟だ。