徳之島で「ブンムケ」 墓清め先祖の霊迎える
月遅れ盆の入りを迎えた13日、鹿児島県徳之島では先祖の霊を自宅に招く「ブンムケ(盆迎え)」があり、多数の家族連れが墓地を訪れて祖先の墓を清めた。 奄美群島では旧暦に合わせて盆の行事を実施する地域が多い中、奄美市名瀬の大熊地区や徳之島では、島外で暮らす出身者が参加しやすいように月遅れ盆が定着している。 母親と2人で徳之島町亀津の墓地を訪れた久原慶斗さん(21)=亀津=は「盆は家で家族と過ごす予定。塩豚などの島料理を用意しているのでご先祖さまもゆっくりしていってほしい」と笑顔を見せた。
奄美の南海日日新聞