「ありそうでなかった」UFOに「牛」がさらわれるグッズが話題 〝宇宙人好き〟担当者の熱意で誕生
UFOから出る光の中にアブダクション(誘拐)される牛の姿がーー。そんなユニークな形のペンケースが発売されました。SNSで商品が紹介されると、「ありそうでなかったデザイン」「遊び心満載の文具」と話題に。開発のきっかけについて聞きました。 【画像】「ありそうでなかった」グッズ
UFOに連れ去られる牛
話題になったのは、サンスター文具(東京都台東区)から発売された「未確認飛行ペンケース」です。 UFOから光が出て牛を連れ去るシーンを再現したデザインで、UFO部分は窓を開けて小物を入れられ、光の部分はペンなどが入れられるようになっています。 開発担当の大杉祐太さんは、「UFOの形状や窓の開き方、連れ去られる牛の再現、UFOやライトの色など、妥協せず細部までこだわりました」と話します。立てておけるため、机のスペースも取りません。
UFO・宇宙人好きの開発担当者が
実はこの商品、大杉さんの「熱量」がきっかけで誕生したそうです。 「個人的にUFOや宇宙人のグッズが好きで集めていて、いつかUFOモチーフの文具も展開してみたいと考えていました」と話します。 「今は『推し活ブーム』が来ていることもあり、『推しグッズを入れるポーチ』としても使えるペンケースという形で試しに提案をしました」 ペンケースではあるものの、「推し」のアクリルスタンドやぬいぐるみ、フィギュアなどを入れると、「推しが『連れ去る』『連れ去られる』不思議な世界観」を楽しむことができます。 そのアイデアは社内で「思いのほか好評」で、開発につながりました。
「UFOは普遍的に人気」
X(旧Twitter)でサンスター文具の公式アカウント(@sunstar_now)が「推し活グッズにもおすすめ」と紹介すると、「アクスタ入れたい」「UFOに推しを乗せれるって楽しすぎる」といったコメントが寄せられ、表示件数は110万を超えました。 日本でUFOブームが起きたのは1970年代から1980年代ごろ。 「いまの若い世代は知らないのでは?」と不安に思っていた大杉さんでしたが、「最近でもオカルトがテーマのアニメがあったり、ゲームにUFOモチーフが出てきたりするせいか、意外に認知されていました。案外UFOは普遍的な人気があるモチーフなのだなと気づかされました」と話します。 「ほかとは一味違う『推し活グッズ』ができたと思います。机の上に置いて勉強や仕事の合間に眺めることで癒しの存在にしてもらえるとうれしいです。スマホの照明などで下からライトアップしていただくと、とてもシュールですよ!」 「未確認飛行ペンケース」は、全国の文具取扱店やオンラインショップなどで購入できるそうです。