注文品を受け取って即配達完了! 激近・短距離配達ベスト3【チャリンコ爆走配達日誌】
そして第1位は、スーパーマーケットで食料品を受け取りに行った時の配達先。 タワーマンションは大きいところでは1棟で1000世帯が生活する巨大な住居。マンションの建つエリアには食材を販売するスーパーマーケットが数件あり、中にはタワーマンションの1階がスーパーというところもあります。 そんなタワーマンションの1階にあるスーパーに平日の午後、注文品を受け取りに行くと、スーパーから渡されたのは「玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、カレールー」といったカレーライスを作るための食材。忙しくて買い物する時間がなかったのだろうなと想像しつつ「受け取り完了」のボタンを押し、現れた配達先は......スーパーの入るタワーマンションの上の階でした。 スーパーの隣にある居住者用入り口のインターホンを押し、配達先の5階へ。インターホンを押して注文された方に扉を開けてもらう作業が何回か必要なセキュリティーの厳しい建物だったため、3位、2位の配達より時間はかかりましたが(といっても、5分もかかりませんでした)、エレベーターで移動、部屋もエレベーターホールから近かったので歩いたのは50歩程度と思われます。 コロナで外出が制限されていた時期、近距離の配達は多かったのですが、そういった方はスポーツドリンクなどを一緒に注文していました。ですが、この方はそのようなものを注文していません。しかもインターホンを押すとすぐに対応されていたので、体の調子が悪いようではないようです。受け取り先のスーパーマーケットはクレジットカードも使えましたし、特に混雑している様子もありません。配達した品物の中には、2ℓの水のような重たいものは入っておらず、配達員に代わりに運んでもらいたいという感じでもありません。 なぜ、こんなウーバーイーツの使い方をしたのでしょうか。よくよく考えてみると、店内にはちゃんとした格好で買い物をしている方が結構いました。もしかしたら、だらしない格好で買い物をするとご近所さんからいろいろ言われてしまうからなのでは。面倒くせえな、タワーマンションの人間関係は! ......すみません。私の収入ではタワーマンションには住むことができません。そんな事情もあり、やっかみから勝手な妄想を膨らませてしまいました。 ちなみに、今回のテーマと逆、長距離の配達では15kmほど走った案件がありますが、それはまた別の機会に。 文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明