九十九里浜の真ん中、千葉県山武市で『山武市百年後芸術祭』開催。アーティスト・保良雄がディレクション。
会場となる山武市は、太古の昔は海底だった。100年、1000年と長い年月をかけて海水が地層を侵食したり、陸地からの砂が堆積したりして、現在のような地形ができあがっている。場所によっては堆積物によって、今も海岸線が海に向かって年に数センチも前進しているところもある。地形の変化や人間の営みによって生態系も移り変わってきた。長い時間とともに起きるさまざまな変化の中で100年後のために何ができるのか、何をすべきなのかを考える芸術祭だ。
『山武市百年後芸術祭』
2024年4月27日~5月19日のうち土日祝日のみの11日間開催。会場はJR成東駅周辺エリア、柴原エリア、山武市歴史民俗資料館エリア、九十九里浜エリア。音楽パフォーマンス会場は成東・東金食虫植物群落(国指定天然記念物)、九十九里浜エリア。参加アーティスト:伊藤左千夫、井上修志、梅田哲也、大塚諒平、折原智江、加藤泉、橘田優子(kitta 主宰)、小林清乃、SIDE CORE、塩原有佳、庄司朝美、Zennyan(田井中 善意)、立石従寛、藤生恭平、MANTLE(伊阪柊+中村壮志)、光岡幸一、保良雄。インフォメーション:成東駅前観光交流センター。
text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano