台湾・清華大が熊本市で留学説明会…卒業生の多くがTSMCや関連企業に就職「視野広げる機会に」
台湾の清華大が、九州では初めてとなる留学希望者向けの説明会を熊本市内で開いた。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を受けたもので、県内の高校生や保護者ら13人が参加した。 【動画】TSMC熊本工場で開所式…熊本県菊陽町
清華大はTSMCが本社を置く新竹市の新竹サイエンスパーク近くに立地している。理工学系の研究が盛んで、多くの卒業生が同社や関連企業に就職。日本人留学生も受け入れており、TSMC熊本工場を運営するJASMに就職した人もいるという。
説明会は23日に、熊本市内のホテルで行われた。同大の陳宜欣教授は、「清華大ではいろんな分野の勉強ができ、学生が視野を広げる機会にもなる」と呼びかけた。参加した熊本西高2年の生徒(16)は「日本人も行っているので安心だ。もし留学したら台湾文化に触れたい」と話した。
留学は来年9月から。中国語と中華文化などを学ぶコースと、英語で授業を行う「工学技術」「経営管理」「電気電子情報工学」コースがある。
申請には成績証明書や国籍証明書などが必要。詳細は大学ホームページ(https://ibp.nthu.edu.tw)で確認できる。