「一生に一度の現場となった」俳優・柄本佑が明かす、二人の“写真家”への想い
柄本佑 Tasuku Emoto
1986年12月16日生まれ。東京都出身。2001年、黒木和雄監督『美しい夏キリシマ』のオーディションに合格。’03 年、同作の康夫役で主演デビュー。第77回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第13 回日本映画批評家大賞 新人賞を受賞。’18 年、三宅唱監督『きみの鳥はうたえる』で第73回毎日映画コンクールの男優主演賞、『素敵なダイナマイトスキャンダル』で第28 回日本映画批評家大賞の主演男優賞、両作と『ポルトの恋人たち 時の記憶』により第 92 回キネマ旬報ベスト・ テンの主演男優賞を受賞した。’22 年の『ハケンアニメ!』で第44回ヨコハマ映画祭助演男優賞などを受賞。近年の代表作に、ドラマ『空白を満たしなさい』『初恋の悪魔』(’22 年)、映画『シン・仮面ライダー』『花腐し』('23 年)など。’23 年 1月、 自身が監督を務めた『ムーンライト下落合』『約束』『フランスにいる』の3 本からなる短編集『ippo』を発表。’24 年、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)では主人公のまひろ/紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を演じている。’25年2月には、アニメ映画『野生の島のロズ』と、映画『ゆきてかへらぬ』が公開となる。
森山大道 Daido Moriyama
1938年大阪府池田町(現・池田市)生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、’64年にフリーの写真家として活動を始める。’67年『カメラ毎日』に掲載された「にっぽん劇場」シリーズなどで日本写真批評家協会新人賞を受賞。サンフランシスコ近代美術館(’99年・メトロポリタン美術館、ジャパン・ソサエティー〈ニューヨーク〉巡回)、国立国際美術館(2011年)での個展、テート・モダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(’12~’13年)他、国内外で展覧会が開催され、現在は大規模な回顧展がヨーロッパを巡回中。国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award生涯功労賞を受賞(’12年)、フランス政府より芸術文化勲章(’18年)を受章、ハッセルブラッド国際写真賞(’19年)を受賞するなど世界的に高い評価を受けている。