児童の標語、のぼり旗に 六根環境を考える会 機殿小と町内に設置 三重・松阪
6年・溝田君ら各学年の入賞作 各3本で18本作る
三重県松阪市六根町の「六根環境を考える会」(河合秀一会長、39戸)は、同町の市立機殿小学校(菊森実成校長、39人)の児童たちが考えた環境保全標語を書いたのぼり旗(縦150センチ、横43センチ)を制作し、5日午後1時に同校を訪れて寄贈した。 同会は、農林水産省の農地・水保全管理事業の補助を受けて、2007(平成19)年に発足。農道の整備や用水路の清掃活動など同町の自然環境保全活動に取り組んでいる。 標語の募集は今年で18回目。地元の児童たちに、未来に向けて自然を残す意識を持ってもらうことを目的に毎年行っている。夏休み中に考えてもらい、全児童が1人1点ずつ考えた標語を教員たちが審査し、各学年1点の入選作を選んだ。 のぼり旗は3本ずつ18本を制作し、6本は校内に、12本は町内に設置し、環境保護を呼び掛ける。 この日は校長室で、河合会長(72)=六根町=が標語を作った6人を前に「大事な夏休みの時間を割いて考えてくれてありがとうございます」などと伝え、のぼり旗を寄贈した。 「きれいな町をみんなで守ろう 六根町」の標語を考えた6年・溝田竜士君は「僕たちが住むこの町をもっときれいにしようと決意を込めて考えました。ごみなどはルールを守って出して、ごみ拾いのボランティアをして環境を守っていきたいです」と話した。 溝田君以外の入選者と標語は次の通り。(敬称略) ▶1年=小嶋楓「ひともいい まちもキレイ それがわたしのまち」 ▶2年=北出玲奈「はたどのの おいしいお米 えいえんに」 ▶3年=中西朔也「通学路にゴミがない みんなのおかげ 学校に行くのがたのしみ」 ▶4年=溝田有「世界中の人たちにじまんできる美しい機殿」 ▶5年=池田瑠登「つなげよう守り続けてきた 六根の自然と歴史 大切にしようずっと」