アジアを熟知!? 中国代表監督は何者? 日本代表と今夜対戦へ
日本代表は19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第6節で中国代表と対戦する。今回対戦する中国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでの成績はどんなものだったのだろうか。今回は同チームの監督を紹介する。 【画像】サッカー日本代表、中国戦の予想フォーメーションはこちら! 中国代表を率いるのはクロアチア人のブランコ・イバンコビッチ監督だ。これまでイラン代表や中国の山東泰山、サウジアラビアのアル・イテファクやアル・アハリ、オマーン代表などを率いており、実績もある監督だ。 監督として初のタイトルを獲得したのは、2002年のアジア競技大会。U-23イラン代表を率い、決勝戦では日本を2-1で下して優勝に導いている。その後、イラン代表では2004年の西アジアサッカー選手権で優勝。また、母国クロアチアのディナモ・ザグレブを指揮していた際にはリーグ優勝2回、山東泰山で1回のリーグ制覇を果たしている。クロアチアでは2007年と2008年、中国では2010年に年間最優秀監督を受賞し、これまでアジアや欧州でも実績を残してきた名将だ。 イバンコビッチ監督は、オマーン代表を率いていた2021年9月2日に行われたW杯のアジア最終予選の初戦で日本代表と対戦。オマーンは終盤のゴールで日本に勝利している。結果的には日本がカタールへの切符を掴んだが、この敗戦はアジア最終予選で苦戦を強いられるようになった1つの要因と言ってもいいだろう。 今年1月のAFCアジアカップでオマーンを率いていたイバンコビッチ監督だったが、グループリーグで1勝もできず。同大会敗退後に退任し、同年2月に中国代表の指揮官に就任した。 日本代表と中国代表は今予選の初戦で激突。日本代表のホームで行われた一戦では、圧倒的な力を見せつけられ、中国代表7失点で大敗となった。続くサウジアラビア代表、オーストラリア代表に敗北を喫し、アジア最終予選3連敗となる。それでもインドネシア代表、バーレーン代表に連勝して現在4位に位置している。 イバンコビッチ監督が採用する基本フォーメーションは中盤ダイヤモンド型の4-4-2。相手によっては、中盤の形を変えてくることもある。前回の対戦では、ダブルボランチを置く4-4-2のシステムを採用していたが、W杯出場へ向けて負けられない日本代表とのリベンジマッチで何か仕掛けてくるかもしれない。アジアを熟知する名将はどんな戦術で挑むのか注目だ。
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