韓国の空港に実はあった…チムジルバン、無人マッサージ、睡眠型休憩空間、靴磨き
【07月19日 KOREA WAVE】韓国で今年、海外旅行需要が爆発的に増え、上半期の空港利用客数は過去最多を記録するとみられる。空港を利用する乗客は多いが、果たして空港の隅々を知っている人たちがどれほどいるだろうか。空港内にはラウンジだけでなく、ホテルをはじめチムジルバン、靴磨き、無人マッサージショップまで、休息のための隠れた施設が数多くある。 ◇空港ラウンジ、羨ましくない休憩スペース 空港で無・有料休憩空間が多様化している。一般的に空港内の休憩スペースといえば「空港ラウンジ」が思い浮かぶ。PP(Priority Pass)カードまたは1人当たり4~5万ウォン(1ウォン=約0.11円)を支払えば利用できる航空会社または個人事業者が運営するラウンジだ。最近は、ホテルはもちろん、チムジルバン、無人マッサージラウンジ、無料睡眠室などができた。 仁川国際空港第1、2ターミナル内にはウォーカーヒルホテル&リゾートが運営するホテルだけで4カ所になる。ホテルの種類は特級ホテルを標榜する「ウォーカーヒル乗り換えホテル」と、カプセルホテルである「タラッキュ」の2種類だ。 ウォーカーヒル乗り換えホテルは、第1ターミナル4階東側や第2ターミナル4階ゲート252番側に位置している。タラッキュは第1ターミナルと第2ターミナル交通センターにある。ウォーカーヒル乗り換えホテルの場合、客室は韓国文化の世界的な人気を反映し、伝統韓屋の屏風に着眼したインテリアが特徴だ。長旅で疲れた旅行客のための便宜施設も拡充した。ロビーラウンジにフィットネスセンターを設置し、環境にやさしいアメニティ(洗顔用品)を備えている。 第1ターミナルに位置するホテルの場合、グローバルエコ建築物認証制度である「LEED」で4つの等級のうち2番目に高い等級「ゴールド(Gold)」を獲得している。 実際、利用客が増え、ウォーカーヒルホテル&リゾートは実績も大幅に積み上げられた。ウォーカーヒルホテル&リゾートは今年第1四半期、前年比それぞれ11.8%増の売上高715億ウォンを、130.4%増の営業利益36億ウォンを記録した。事業別の売り上げ伸び率は▽仁川空港(41.8%)▽客室(16.9%)▽宴会(7.8%)――などとなった。 ◇無人マッサージからチムジルバンまで ホテルの費用が多少負担になるなら、無人マッサージショップやチムジルバンを利用するのも一つの方法だ。金浦国際空港の国際線4階には無人マッサージショップができた。ヘルスケア企業「セラジェム」が開設した「セラジェム無人ラウンジ」だ。ラウンジ前、キオスク(無人注文機)にマッサージチェアと時間を選択して決済すれば、ドアが開いて入場すれば良い。価格は20分で5000ウォン、40分で8000ウォンだ。 仁川国際空港第1ターミナルの西側には24時間営業のサウナ兼チムジルバンである「SPA ON AIR」がある。利用料金は1万ウォンだ。 これにもお金を使いたくなければ、無料の睡眠空間を活用すれば良い。仁川国際空港1、2ターミナル各4階(25、29ゲート・268、231ゲート)に睡眠型休憩空間である「ナップゾーン」がある。ここには30~40個の横になれる椅子が置かれている。利用料は特に必要ない。 ナップゾーン付近にはインターネットゾーン、リラックスゾーン(ソファー・無料携帯電話充電)も用意している。 乗り継ぎ客に無料のシャワー室もある。午前6時30分から午後8時まで利用可能だが、個人用タオルは持参しなければならない。一般旅客は3000ウォン。 ユニークな施設も楽しめる。金浦空港の国内線1階には靴磨きが営業中だ。旅に出る前、または到着した後に着飾ろうとする人々のための施設だ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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