ハリス氏、テレビ出演前に司会者側に7700万円寄付 好意的インタビューとの関係は不明
米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領がMSNBCテレビのインタビュー番組に出演する前に、ハリス陣営が司会者の公民権活動家アル・シャープトン氏の団体に50万ドル(約7700万円)寄付していたことが分かった。保守系ニュースサイト「ワシントン・フリー・ビーコン」が報じ、一部メディアが後追い報道した。 【写真】7700万円寄付された司会者のアル・シャープトン氏 ハリス氏を称賛していた 英紙デーリー・メールが確認した選挙資金報告によると、ハリス陣営は9月5日と10月1日に、シャープトン氏が創設し代表を務める黒人運動団体「ナショナル・アクション・ネットワーク」に25万ドルずつ寄付した。 番組は同月20日に放送された。シャープトン氏は「トランプ氏は敵対的で不安定なメッセージで選挙戦を終えようとしている」とした上でハリス氏を称賛。黒人女性初の下院議員で、1972年大統領選に向けた民主党予備選で敗退したシャーリー・チザム氏と比較するなど、好意的なインタビューとなった。 MSNBCとナショナル・アクション・ネットワークはメディアのコメント要請に応じておらず、寄付と番組内容の関係は不明だ。