体験学習でバリ島を訪れた日本の学生ら、地元ボランティア団体と海岸清掃
スタディー・ツアーでバリ島を訪れてた日本の学生たちがツアー最終日の11月2日早朝、ギャニャール県グミチェビーチ(Jl.Raya Gumicik, Ketewel, Gianyar)で地元ごみ拾いボランティア団体と合同で海岸清掃を行った。(バリ経済新聞) 【写真】クリーンアップ・バリの学生メンバーと一緒にごみ拾いをする参加者 10月27日からバリ島を訪れていた日本財団ボランティアセンターとNPO法人「海さくら」が共催した「PIG EGGプロジェクト」の一環。今回、「美しい海を未来へ残そう!~PIG EGGプロジェクト in バリ島~」をテーマに、180人の希望者から選ばれた12人が、島内で海や環境問題に対して活動しているイノベーターらを訪れ、ボランティア活動を通じて体験学習した。 最終日となった11月2日は、ギャニャール県グミチェビーチで7時から2つの地元ごみ拾いボランティア団体「クリーンアップ・バリ」「ブミキタ」と合同で海岸を清掃した。ブミキタは主にギャニャール県のビーチを中心に、毎週末、さまざまな場所で精力的に活動する団体で、今回のグミチェビーチも毎週土曜朝に清掃活動を行っている場所。日本人が発起人のクリーンアップ・バリからは、地元マハサラスワティ大学の地元学生メンバー15人が参加した。 日本からの参加者は大学や大学院生がほとんどで、クリーンアップ・バリの地元学生メンバーと同世代ということもあり、ごみ拾いをしながら英語で会話を交わし、交流を楽しんだ。 参加者からは「週1回のごみボランティア活動はかなりハードだと感じたが、仲間と楽しそうに活動をしている姿を見て、問題と真剣に向き合うことも大事だが、いかに楽しんで活動できるかも同じくらい大切だと感じた」「バリ島では家庭ごみを川に捨てる人も多いので、川や海やマングローブがごみまみれになっている。そんな現状を少しでも変えたいという思いで小さい頃から海岸清掃を行っている地元の学生メンバーがいて、置かれている状況やごみに対しての意識の違いが印象的だった。当日会ったばかりにもかかわらず親身に接してくれて、一緒に清掃を頑張っている国民性に引かれた」などの声が聞かれた。
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