ロココ時代の貴重な絵画を公開!モネ、ルノワールの作品も/愛知
17世紀末に始まり、ルイ15世時代(1700年代)に最盛期を迎えたロココ美術。華やかさを競い合う貴族文化と共に栄華を極め、18世紀のフランスを代表する美術様式とされている。ヤマザキマザック美術館(名古屋市東区)は、フランス美術300年の歴史を作品により辿る「コレクション展」を開催中。国内では目にすることの少ない貴重なロココ美術の数々を、豪華な装飾により往時のサロンを再現した特別な空間で鑑賞できる。 美術館では、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンといったフランスのオールドマスターをはじめ、ロマン主義を代表するドラクロワ、新古典主義のアングルなどの作品を展示。また写実主義、印象派、エコール・ド・パリなど、18世紀から20世紀に至るフランス美術300年の流れを一望する展示構成となっている。 会期中には三重県立美術館所蔵の印象派絵画のうち、モネとルノワールの展示も行う(5月中旬まで)。「今回展示しているモネの“水辺の風景”は、第一回印象派展開催された1874年に描かれた作品です。これら2点の名画を同時に鑑賞しながら、フランス風景の世界をご堪能下さい」と広報の坂上さん。 「コレクション展」の開催は6月6日まで。学芸員による作品解説やオリジナルのワークショップも開催する。