Audiが教えてくれた日本が持つ“再エネ“の可能性。電気自動車「e-tron」で巡るサステナ旅
どうせEVに乗るなら、自然由来の電気で走りたい。それが最もクールなEVの使いかたかもしれない。そこに注目しているアウディジャパンの着想もクールだ。 北海道のイベントの締め括りは、旭川でアウディジャパンが主催した「未来共創ミーティング」。風力をはじめとした北海道での再生可能エネルギーのポテンシャルや課題、持続可能な未来について、前出のシェーパース氏とゲストが話し合う場だ。
招かれたのは、北海道再生可能エネルギー振興機構の鈴木亨理事長、環境経済学を専門とする北星学園大学経済学部経済学科専任講師の藤井康平氏、それに藤井ゼミの学生5名。
北海道北部は特に産業インフラがさほど整備されていないこともあり、電力が余りぎみ。送電線や蓄電池を使って本州に電力を持ってくることが出来れば、再生可能エネルギーでEVを走らせることも夢でなくなるのではないか、という話などで盛り上がった。 シェーパース氏によると、23年7月に屋久島町での未来共創ミーティングに参加した鹿児島県立屋久島高等学校では、企業活動に興味を抱いて、フォルクスワーゲングループジャパンのインターンになった生徒が出てきたり、企業からインターンの誘いが来ているとか。
いろいろな形の未来が、ここにあるのだなあと、アウディ・サステナブル・フューチャーツアーに参加して感じたのだった。 小川フミオ=文
OCEANS編集部