ドラマ「高杉さん家のおべんとう」小山慶一郎インタビュー「家族の愛を伝えたい」
――今トライしたい料理のジャンルはありますか? 「母の存在もあり、中華はやるべきだと思っています。実は、中華鍋も持っていて。シーズニング(※鍋の油ならし)も実家でやってもらい、メンテナンスしてもらったんです。一度、キャンプにも持って行ったことがあって、チャーハンやマーボー豆腐を作りました。中華は火力と手際の速さが勝負ですが、先生が近くにいるので挑戦したいです。あと、僕がキャンプに行く時にこだわるのが“地産を食べる”ということ。現地の道の駅などに行くと、売っている野菜を作っている人の名前が分かったりするんですよね。誰が作っているか分かるのってすごく安心があるし、より残しちゃいけないっていう思いになるので、その土地に根付いたお野菜をいただくということにこだわっています」 ――ドラマを通じて伝えたいことはありますか? 「ハルは、自分が両親を亡くしていて家族というものが何か分からなくなっている中で、久留里と出会い、“家族”を思い出していきます。僕も40歳を過ぎて母親のありがたみが分かってきたように、ハルも久留里を育てることで、自分の両親がくれた愛情に気付いていくんじゃないかな。その部分に気付いてからの芝居も変わると思うし、変えていかないといけないなと。そこを丁寧に監督と話し合いながらやっていきたいと思います。派手な芝居じゃないけれど、見ている方にほっこりしてもらいたいです」 ――ドラマの見どころのように、最近小山さんに起きた“ほっこり”エピソードを教えてください。 「ミルクという名前の猫を飼っているんですが、毎日起きると、必ず一発目にミルクと目が合うんですよ。こいつ、ずっと僕のこと見て寝ているのかなと思って、ほっこりします(笑)。僕はベッド、ミルクはその下で寝ているはずなんですが、起きると僕の方をじーっと見ているんです。いつから見ているのかな、といつも思っています。そして、僕が起きるとベッドに上がってきて、『なでて』と近寄ってくるんです。今朝もやって来て、目が合ったので『目、合ったね』と声を掛けたら、『にゃー』ってちっちゃい声で返事してくれて…。たまんないですよね(笑)」 ――ありがとうございました!