プロは入れているのに…「7番ウッド」使わないの? 中古市場をCheck
7Wは最新モデルであるべきか
7Wはグリーンを狙うクラブ。飛距離自慢の最新モデルでなくとも、しっかりスピンの入る少し前のモデルも目的に沿っている。上級者向けよりもアベレージ向けがオススメだ。例えば西村優菜が使い続けるキャロウェイ「グレート ビッグバーサ」(2015年)などは、しっかりボールを止めやすいだろう。1万円以下で見つけられる。 ヘッドスピードが速く、ロフト角が大きいとつかまりが良くなり、左のミスが心配…というゴルファーには、プロギア「RS JUST」(2022年)を推薦する。構えやすく、心地よい打感が魅力。1万円台後半から見つかるだろう。 ボールを上げたいゴルファーには安定のダンロップ(住友ゴム工業) ゼクシオシリーズがオススメだ。「ゼクシオ テン」(2017年)は青木瀬令奈が変えられない逸品。2万円を切る価格で見つかる。
もちろんシャフトにも配慮を
シャフト選びには注意を払いたい。飛距離よりも安定性を重視したい分、今使っている3Wや5Wよりも少し重いシャフトが装着されているものを選びたい。その点で、ピンのフェアウェイウッドは純正でも60g台、70g台が用意されている。慣性モーメントが大きく、スピンが適度に入るので扱いやすい。 昨今、7Wユーザーが減り、ウッド型UT使用者が増えた背景には、“フェアウェイウッドが苦手”というゴルファーが多い問題がある。フェアウェイウッドでもロフト角が大きく、シャフトも短い7Wは苦手克服にもってこいだ。7Wで自信をつけてフェアウェイウッドが得意になると、攻略できるコースも増えるはず。ぜひとも中古でゲットしてスコアメークに繋げてほしい。(文・田島基晴)