MEGA BIGで「1等当選」が269口も発生! 当せん確率が「256倍」になった理由とは? 受け取り時の税金についても解説
スポーツ振興くじは、「サッカー」や「バスケットボール」の試合結果について予想するくじです。収益が地域スポーツの振興やスポーツの競技水準向上に使われています。その中でも、サッカーの試合結果について予想せずに購入できる「MEGA BIG」が、最近注目されました。 注目を浴びた理由としては、第1476回の「MEGA BIG」で1等当せんが269口も出たからです。1等の当せん金額は2480万430円で、2等以下は全て300円の当せん金額となりました。普段の当せん結果では1等が出ないこともあるので、269口も1等が出ることは異常事態です。 そこで本記事では、MEGA BIGで1等が多く出た理由について解説していきます。また、スポーツ振興くじに高額当せんした場合に税金がかかるのかについても紹介していくので、スポーツ振興くじを購入する際の参考にしてください。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
1677万7216分の1の確率
MEGA BIGは通常の場合、1等の最高当せん額が7億20円です。キャリーオーバーが発生すると最大で12億円になる点が魅力となっています。1等は対象のサッカーの試合で全ての予想を的中させる必要があるので、当せん確率はとても低いです。具体的には1677万7216分の1(4分の1の12乗)で、当せんせずにキャリーオーバーすることも多々あります。 対象のサッカーの試合(12試合)で、90分間の合計得点数をコンピューターが選択します。自分で予想せずに購入できるのでサッカーに詳しくない人でも購入可能です。
当せん確率が256倍に!
通常の当せん確率は1677万7216分の1なので、1等を当せんさせることは難しいですが、第1476回のMEGA BIGは当せん確率が「6万5536分の1」となったので大量当せんとなりました。そのからくりは「試合数の少なさ」です。 MEGA BIGでは「対象の試合が中止になると的中扱いになる」ことになっています。第1476回の対象試合は台風によって4試合が中止となったため、4試合分については的中扱いとなったのです。そのため、対象の試合が12試合から8試合に少なくなり、当せん確率は4分の1の8乗=6万5536分の1に上がりました。256倍も当せん確率が跳ね上がったことになります。 MEGA BIGは最低成立試合数が8試合なので、あと1試合でも試合が中止になるとスポーツくじ自体が中止となっていました。まさに数年に1度のビッグチャンスだったといえるでしょう。今回は異例の事態でしたが、大量当せんが今後も実現する場合はありそうです。