菊池雄星、米メディア選出「FA先発投手トップ10」入り サイ・ヤング賞投手のバーランダーやシャーザーは選ばれず
米放送局NBCスポーツ・ボストンは2日(日本時間3日)、「大リーグのFA先発投手トップ10ランキング」を独自選出。アストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)を10位に挙げ、一方でいずれもサイ・ヤング賞獲得経験があるジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー、シェーン・ビーバーを選外とした。 「今季の菊池はブルージェイズで苦しんだが、トレード期限にアストロズへ移籍してから何かを発見した。日本人左腕はシーズン後半戦はメジャー最高の投手の一人となり、アストロズでの先発10試合は60イニングで防御率2・70、76奪三振。2025年は1年を通じてこの成績が継続されると期待するのは難しいが、少なくとも今オフは先発ローテの真ん中くらいを担う手堅い地位を確固たるものにしている」 今季は7月末に移籍するまでBジェイズで22試合に先発し、4勝9敗、防御率4・75。シーズンを通すと防御率は4・05まで良化した。 菊池は大リーグ公式サイトの「FAトップ25」で20位に、米放送局CBSスポーツの「FAトップ25」でも19位にランクイン。同局は「アストロズ移籍後は直球とカーブを減らし、代わりにスライダーの投球割合を37%まで増やす修正で投球を改善した」と分析。可能性がある来季所属チームとして古巣のアストロズに加え、オリオールズとナショナルズを挙げた。 また、ジム・ボーデン米野球アナリストは1日、菊池の去就を「レッドソックスと3年総額4200万ドル(約64億3000万円)で契約する」と予想している。
中日スポーツ