【気象情報】大雪「警報級」恐れ 平地で15センチ予想 ピークはあす1日未明 県中部・南部は注意が必要 2月5日から6日の大雪では高速道路などが通行止めに
「南岸低気圧」の影響で長野県内は29日夜遅くから3月1日朝にかけ大雪となるところがある見込みです。今回はいわゆる「カミ雪」で中部と南部では注意が必要です。 低気圧が九州付近にあって、発達しながら東北東へ進んでいます。低気圧は、本州の南岸を急速に発達しながら東北東へ進み、3月1日朝には関東の東に達する見込みです。このため、長野県では3月1日明け方にかけて広い範囲で雪や雨が降るでしょう。 長野県の中部と南部では、29日夜遅くから3月1日朝にかけて、大雪や路面の凍結による交通障害に十分注意が必要です。予想より気温が低くなったり、降雪が強まったりした場合には、警報級の大雪となる可能性があります。また、湿った重い雪による、電線や架線及び樹木などへの着雪に注意してください。
では、雪のピークはいつなのか。岸本気象予報士に解説してもらいました。 岸本慎太郎気象予報士: 「雪のピークは1日の未明ごろとみられています。中部で特に多く降る予想です。標高が低いところでは雨やみぞれの可能性もありますが、雪になれば短い時間でも積もります。かなり湿った重たい雪で、道路など交通にも影響が出る恐れがあります。注意点です。明日の朝は時間に余裕を持って行動し足元には気を付けてくださいまた、日中は気温が上がりますので、なだれや落雪など雪解けによる事故に気を付けてください」
2月5日から6日にかけて降った雪の影響で高速道路は中央道や長野道などで長い時間、通行止めが続きました。並行して走る国道も通行止めとなりました。 鉄道もJR中央東線や飯田線などが運休となり大きな影響が出ました。 ネクスコやJRは今回の雪でも影響する可能性があるとして、今後の気象情報や最新の運転状況などを確認してほしいとしています。
【雪の予想】 ■29日午後6時から予想される24時間降雪量(いずれも多い所) 長野地域山沿い 10センチ 長野地域平地 10センチ 中野飯山地域 10センチ 大北地域山沿い 15センチ 大北地域平地 15センチ 上田地域の菅平周辺 20センチ 上田地域の菅平周辺を除く地域 15センチ 佐久地域 15センチ 松本地域の聖高原周辺 20センチ 松本地域の聖高原周辺を除く地域 15センチ 乗鞍上高地地域 20センチ 諏訪地域 15センチ 上伊那地域 10センチ 木曽地域 15センチ 下伊那地域 5センチ