地区シリーズパドレス戦の二回表、ドジャースの大谷翔平は右前適時打を放つ=小林一茂撮影

　大リーグは9日（日本時間10日）、地区シリーズ（5回戦制）が各地であり、大谷翔平と山本由伸がいるドジャースは、敵地サンディエゴで、パドレスとの第4戦を迎えた。 【写真】闘争心むき出しの幼少期　打者大谷翔平のために選別された特別な球 　ここまで1勝2敗で、地区シリーズ敗退の崖っぷちに立たされているドジャースの大谷は「1番・指名打者」で先発出場。 　一回の第1打席は甘いコースの99マイル（約159キロ）直球にバットを出したが、二ゴロに倒れた。続くベッツが2戦連続のソロ本塁打を放ち、ドジャースに先取点をもたらした。 　大谷は1―0で迎えた二回の第2打席で2死一、三塁から外角高めのスイーパーを右前へ。適時打で追加点を挙げ、塁上で右腕を振り上げて叫んだ。ベッツも右前適時打で続き、3―0とした。 　ドジャースは三回にもスミスが中越えに2ランを放ち、5―0とリードを広げた。 　第3戦に敗れた前夜、大谷は「連勝すればいいゲームだと思っている。後がないとかっていう感覚自体がいまの僕には特にない。（自分の）状態自体はいいとは思います」と話していた。 　2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズに王手をかけているパドレスには、ダルビッシュ有と松井裕樹が所属している。 　ドジャースとパドレスは2022年の地区シリーズでも戦った。ドジャースが第1戦（本拠）に勝ち、第2戦（同）と第3戦（敵地）で連敗という流れは今年と同じ。当時はドジャースが第4戦（同）も落とし、1勝3敗でシーズンを終えた。（サンディエゴ=高橋健人）