前半３９分、先制点を決めて小川（中）は飛び上がってガッツポーズ（左はアシストした久保）（ロイター）

◆２０２６年北中米Ｗ杯アジア最終予選　第６戦　中国１―３日本（１９日、中国・アモイ） 【結果】Ｃ組順位表　２位以下がすごい混戦に… 　Ｃ組首位の日本（ＦＩＦＡランキング１５位）は、先発５人を入れ替え臨んだ完全アウェーの中国（同９２位）戦を３―１で勝利し、５勝１分け負けなし。代表記録を更新する２７試合連続得点で、８大会連続のＷ杯出場に王手をかけた。 　２得点の小川は「非常に苦しい時間帯が続いた。セットプレーがカギになると思っていた。２点目は（伊東）純也君がもったときはいい形になる。ハーフタイムにコミュニケーションとっていたのでよかった」。森保一監督監督は「みんなのエネルギーで勝てた。チームの総合力で勝っていくということ」インドネシア戦から中３日の強行日程を総力戦で乗り切ったことを強調。「本当にお礼を言いたい。みなさんの応援、日本人のサポーターのみなさんも超アウェーの中戦ってくれた」と現地の声援に感謝していた。 　前半２５分までシュートを打てずにいた日本だが、最終予選アウェー戦で初先発となったＭＦ久保が躍動。前半３９分、左足でシュートを狙うと、左ＣＫから完璧なクロスを上げ、アシスト。ＦＷ小川が頭で合わせ、先制点を挙げた。 　１点リードの前半アディショナルタイム６分、右ＣＫからのＭＦ伊東のクロスをＤＦ町田がヘディングで中央につなぐと、ＤＦ板倉と押し込み追加点。２点リードで前半を終えた。 　後半４分、立ち上がりに中国に失点したが、５分後には伊東の右クロスに小川がファーで頭を合わせ、３点目。１試合２ゴールで代表通算９得点に伸ばした。 　日本は次戦（来年３月２０日）のホーム・バーレーン戦の結果次第で８大会連続のＷ杯出場が決まる。 　中国サポーターによる大ブーイングからはじまった一戦。試合中にはＧＫ鈴木の顔にレーザーポインターが当てられるなど、完全アウェーだった。さらには、前半３４分に中国人サポーターがピッチに乱入。スタッフ７人に押さえられるなど、ハプニングにも動揺せず戦い抜いた日本が、今年最後となる代表戦も勝利で締めくくった。