中国の浙江吉利、ボルボ出資関連の債務借り換え目指す-関係者
(ブルームバーグ): 中国の浙江吉利控股集団は、スウェーデンのトラックメーカー、ボルボへの出資に関係する債務の借り換えに向け、銀行団とシンジケートローンについて協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
融資枠は20億ユーロ(約3300億円)を超え、月内にもシンジケートローンとして開始される可能性がある。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。ボルボへの出資は2018年だった。
浙江吉利は資産構成のシフトを加速し、電気自動車(EV)で中国の競合他社と競争する取り組みを強化しながら収益性を高めようとしている。
同社は4月、ボルボの株式13億ドル(約2000億円)相当を売却したが、引き続きボルボ2位の株主。国際的な銀行数行が融資を主導するとみられているものの、交渉が継続しているため、変更もあり得るという。
浙江吉利はブルームバーグに送付した電子メールで、社内業務に関するコメントは差し控えると説明した。
原題:Geely Seeks Over €2 Billion Loan to Refinance Volvo Truck Deal (抜粋)
--取材協力:Danny Lee.
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