海洋写真家添畑さん特集 ヨットの専門誌、帆船と伊豆の風景も―熱海
熱海市林ガ丘町の世界的に著名な海洋写真家、添畑薫さん(75)を特集した記事が、ヨットの専門誌「Kazi」(舵社発行)11月号に掲載された。「海を愛し、海に愛された男」と題し、経歴や半生を作品とともに紹介している。添畑さんは「長い間写真を撮ってきた自分の歴史。恥ずかしいが読んでほしい」と話している。 添畑さんは相模原市生まれ。半世紀にわたって「アメリカズカップ」など世界のビッグヨットレースや海洋シーンを撮り続けている。12年前に熱海に移住。海から見た伊豆半島のジオサイトの素晴らしさなどを伝えようと活動している。 「Kazi」では、30ページ近くを割いて特集した。添畑さんが追っている「帆船Ami」(沼津・静浦港が母港)と伊豆の風景を収めた作品も載っている。添畑さんは「海の写真は素晴らしい。今後も熱海をベースに伊豆の海を撮り続けていきたい」と力を込める。 舵社が発行する「Kazi」は、約90年の歴史がある。添畑さんと親交のあった元熱海後楽園社長でエッセイストの田辺英蔵さん(故人)のエッセー「きゃびん夜話」も連載されていた。定価は1390円。
伊豆新聞デジタル