京都・夏の風物詩「五山送り火」多くの市民が見守り歓声も
京都・夏の風物詩「五山送り火」多くの市民が見守り歓声も
京都の夏の風物詩「五山送り火」が16日夜、京都市内の各山々で行われ、同市内では浴衣などを着た多くの見物人が燃える「大」の字の様子を見守り、時折「おー」と歓声も上がった。 【拡大写真】戦没者慰霊と世界平和祈る炎 奈良で「大文字送り火」
五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送り、無病息災を祈る伝統行事。午後8時から「大文字」(同左京区)から点火され、「妙法」(同左京区)、「船形」(同北区)、「左大文字」(同北区)、「鳥居形」(同右京区)の順に次々と点火されていく。
京都市左京区の出町柳駅周辺の鴨川沿いでは、夕方から多くの見物人がカメラを構えるなどしていた。同区から来たという60代の男性は「毎年撮影するのが楽しみで、今年は台風と重ならなくてよかった。今日は京都に住んでて良かったと思える日です」と笑顔で話していた。