高専生の息子がインターフォンに設置した「謎の基盤」 便利な使い道に商品化を希望する声も
高専生の息子さんが作ったという「発明品」がX上で話題になっています。 投稿したのは、「日本科学未来館」の副館長を務める高木啓伸さん(@hirotakagi)。 【写真2枚】高専生の息子が設置した「謎の基盤」を見る 当ポストは2024年2月27日時点で9万7000件を超えるいいねを集めており、「こういう知識と技術力の使い方大好き」「めっちゃ欲しいなこの機能」「商品化希望」と多くの反響が寄せられています。記事後半では、日本科学未来館の入場料金について説明します。 ※投稿写真は【写真2枚】をご参照ください ※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
自宅のインターフォンにぶら下がっていた謎の基板
「家のインターフォンに何かぶら下がっている」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。 そこに収められていたのは、インターフォンから無造作に伸びるむき出しの基板。こちらは高木さんの高専生の長男が作ったもので、来客があるとメッセージアプリ・Discordにメッセージが飛ぶように設計されているとのこと。 ゲーム中でも荷物の配達などに気付けるように作ったそうですが、こんな高度なものを自ら開発してしまうとは息子さんの発想と技術力に驚かされますね。
「商品化希望」とのコメントが寄せられて大盛り上がり
この「発明品」がXに投稿されると、ポストには9万7000万件を超えるいいねが寄せられる大反響となりました。 投稿には「素晴らしい発明」「すでに立派な技術者」と息子さんの技術力を絶賛するコメントが続出。また、「これは欲しい」と商品化を希望する人も現れて盛り上がりました。 ゲームなどに夢中になりインターフォンに気付かなかったという経験をしたことがある人は多いと思うので、このシステムの需要はかなりありそうですね。
将来有望な息子「将来の夢」
大きな話題を呼んだ息子さんのすごすぎる「発明品」。 高木さんに息子さんが作ったシステムを見たときの心境を聞いてみると、「想定外で笑いました。ただそういうことができる技術力があるというのは嬉しかったですね。やることのセンスもいいと思いました」と話してくれました。 息子さんによると、インターフォン側、マイコン側の仕組みやディスコードのAPIはそれほど複雑ではなく「簡単にできる」とのこと。 一方で高木さんを驚かせたのは息子さんの発想力だそうで、「『初めからインターフォンが鳴らされた時に電圧が変化する端子が準備されている』っていうんですがどこでそんなものを調べたのかと。目的があってそこに向かって既存技術の組み合わせを発想する力が必要だなと改めて感じました」と話してくれました。 普段は静かにゲームをしているか工作をしていることが多いという息子さん。 そんな息子さんの将来の夢についても聞いてみると、「本人は回路設計のエンジニアになりたいようです。特に半導体回路の設計を勉強したいようです。今、半導体は注目されていますが時代の流れは早いので冬の時代も10年以内にくると思います。そんなときにも対応できるように、柔軟に新しいスキルをつけて徐々に守備範囲を広げる力をつけてほしいなぁと思います」と話してくれた高木さん。 息子さんがこれからどんな道に進むのか、今後の活躍が楽しみですね。