岸田前首相が広島で決起集会 「自民の信頼回復、道半ば」
衆院広島1区に出馬している自民党前職の岸田文雄前首相（67）は24日夜、広島市で開かれた総決起集会に出席し、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件について「信頼回復は道半ばだ、引き続き努力を続けていかなければならない」と述べた。 【当落予測リスト】「政治とカネ」関連で自民党小選挙区公認も比例重複なしの候補者たち 岸田氏は首相退陣の決断に至った経緯に関し、「自民の組織の中で政治の信頼にかかわる深刻な問題が明らかになった。組織の中で不祥事が起きれば、時のトップは責任をとらなければならない。そうでなければけじめをつけることはできない」と振り返った。 同時に、「私自身、政治家としての道半ばの課題がある。首相は退任するが引き続き取り組んでいかなければならない」と述べ、課題には首相在任時に注力したデフレからの完全脱却などを挙げた。 岸田氏は衆院選の公示以降、自民や公明党の立候補者の応援演説に奔走している。25日は東京都内などでマイクを握る予定だ。 広島1区からは共産党新人の中原剛氏（68）、日本維新の会新人の山田肇氏（35）、無所属新人の産原稔文氏（57）、立憲民主党新人の平本浩一氏（58）も立候補している。
