「父親に似ているのは名前だけ」古巣インテル相手に活躍のGKスタンコヴィッチに指揮官…伊解説陣は直撃質問「GKは父に挑戦するため?」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】セリエA第11節のインテル対ヴェネツィア戦(1-0)を終え、ヴェネツィアのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督や『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が若き逸材GKフィリップ・スタンコヴィッチに見解を示した。 【動画】インテル下部組織出身GKスタンコヴィッチがチャルハノールを止めた!
王者インテルは日本時間4日、昇格組のヴェネツィアとホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで対戦。前半をスコアレスで折り返した末、65分のラウタロ・マルティネスのゴールで先制すると、後半アディショナルタイムにヴェネツィアがネットを揺らしたかに見えたが、VARにより取り消され、1-0と辛くも勝利を手にした。 『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」では、「GKも主役となった試合」として注目。元インテルMFのデヤン・スタンコヴィッチ氏を父に持ち、今夏、1年間の期限付きでインテルからヴェネツィアへ移籍したフィリップ・スタンコヴィッチにスポットライトを当てた。 インテルOBでもある元フランス代表GKセバスティアン・フレイ氏は、「まだインテルの一員でもあるヴェネツィアのGKにとって、感動的な試合になったはずだ。彼は苦しい時間帯に耐え、非常に素晴らしかった」と指摘。続いて司会者のジョルジャ・ロッシ氏が「父親に似ているところは? サンシーロでのプレーは、彼にとって大きな責任を伴ったはずだ」とヴェネツィア指揮官に見解を求めると、ディ・フランチェスコが語った。 「若いのに落ち着いていて、好きなGKだ。セーブもそうだが、試合中のボール保持など、フィリップは今日、レギュラーに定着して以降で最高のパフォーマンスを見せた。飛び出しのほか、足元でボールを動かした時も含めて、あらゆる場面において、試合の最後まで落ち着きや安定感が伝わってきた。そこが私は好きだったよ」 「フィリップはこれまで、ボールを保持するのを恐れてパスを出し、慌ててプレーすることもあったからね。チームが1つの方向を目指していく中で、彼もうまく自身の役割を演じているように見える。彼は試合ごとに成長を見せていて、私もうれしく思っているよ。だがいまのところ、彼が父親に似ているのは名前だけだよ。それ以外は全く別物だ(笑)」
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