大谷翔平「1番・DH」敵地大ブーイング必至 勝てばシリーズ突破王手 カギは先発ビューラーと2番ベッツの復調 指揮官「活気あふれる試合になる」
「ナ・リーグ・地区シリーズ、パドレス-ドジャース」(8日、サンディエゴ) 両チームがラインアップを発表。ドジャースの大谷翔平選手は「1番・指名打者」で出場する。シリーズ1勝1敗。戦いの舞台を敵地ペトコ・パークに移す第3戦は大ブーイング必至な状況だ。 大谷は本拠地ドジャー・スタジアムで行われた第1、2戦の通算成績は打率・222(9打数2安打)、1本塁打、3打点。ポストシーズン初試合となった5日の試合は二回に1号同点3ランを含む2安打でチームの逆転勝ちに大きく貢献した。 しかし、第2戦はダルビッシュに3打席で完敗するなど、4打数無安打で見せ場を作ることはできなかった。投手陣は6被弾10失点の大敗だった。六回には先発フラーティのタティースへの死球をきっかけに不穏な空気に。七回には外野席から野球ボールやごみなどが投げ込まれ、試合が一時中断するなど、悪影響を及ぼした。 勝てばシリーズ突破に王手をかける大事な一戦。カギを握るのは、レギュラーシーズン防御率5・38のビューラーと、ポストシーズン29打席連続無安打の2番・ベッツ。先発がゲームを作り、ベッツと大谷のコンビネーションが生まれれば、試合を有利に進めることができる。 試合前のロバーツ監督は、今季13勝の相手先発キングの攻略について「彼の投球を何度も見てきたが、我々がやるべきことはアタックしていくことだと思う。彼は積極的にストライクを投げ、三振を狙う投手だ。ヒットゾーンに来たボールを捉える準備をしておくことだと思う」と説明。「私も選手たちも興奮している。今夜は活気あふれる試合になるだろう」と話した。 ▽ドジャースのラインアップ(成績はレギュラーシーズン) 1番・DH 大谷 打率・310 54本塁打 130打点 59盗塁 OPS1・036 2番・右翼 ベッツ 打率・289 19本塁打 75点 OPS・863 3番・一塁 フリーマン 打率・282 22本塁打 89打点 OPS・854 4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・272 33本塁打 99打点 OPS・840 5番・三塁 マンシー 打率・232 15本塁打 48打点 OPS・852 6番・捕手 スミス 打率・248 20本塁打 75打点 OPS・760 7番・二塁 ラックス 打率・251 10本塁打 50打点 OPS・703 8番・中堅 エドマン 打率・237 6本塁打 20打点 OPS・711 9番・遊撃 ロハス 打率・283 6本塁打 36打点 OPS・747 投手 ビューラー 1勝6敗 防御率5・38 ▽パドレスのラインアップ(同) 1番・一塁 アラエス 打率・314 4本塁打 46打点 OPS・738 2番・右翼 タティース 打率・276 21本塁打 49打点 OPS・832 3番・左翼 プロファー 打率・280 24本塁打 85打点 OPS・839 4番・三塁 マチャド 打率・275 29本塁打 105打点 OPS・797 5番・中堅 メリル 打率・292 24本塁打 90点 OPS・826 6番・遊撃 ボガーツ 打率・264 11本塁打 44打点 OPS・688 7番・DH ペラルタ 打率・267 8本塁打 28打点 OPS・760 8番・二塁 クロネンワース 打率・241 17本塁打 83打点 OPS・714 9番・捕手 ヒガシオカ 打率・220 17本塁打 45打点 OPS・750 投手 キング 13勝9敗 防御率2・95