伊原六花「メチャクチャ悔しかった」舞台に3本も出演した2021年に辛酸を舐めた理由
すごく人間らしい女の子だなって
演じるのは出版社で編集者として働く相田陽子。映画オリジナルのキャラで陽子は児童書を作りたいのに実際はファッション誌の編集として働く女性。陽子は自分の夢を叶えるためにふしぎな駄菓子に手を出してしまう……。 「陽子には“希望する部署に行きたい、でもその為には先ずここで頑張らなきゃ……”という気持ちがあるんです。その行き過ぎた結果として、ふしぎな駄菓子に手を出してしまったんだと思うので、そういう意味ではすごく人間らしい女の子だなって思いました。物語自体はファンタジーですけど、私が演じた陽子は社会人の立ち位置だったので、大人ならでは欲望だったり、妬みや嫉み、悩みを表現するパートだと感じました。だから等身大で演じようと思ったんです」 陽子は「銭天堂」のお菓子だけでは足らなくなってしまい、紅子のライバルである、よどみ(上白石萌音)が開いている「たたりめ堂」の駄菓子にも手を出してしまう。その結果、陽子は……。 「すごくぶっ飛んだ派手な感じになってしまうんですけど、撮影の前の本読みの段階で簡易的なセットを作っていただいてそこで稽古もやったんです。どこまでMAXでいったら良いか、中田秀夫監督とは共有出来ていたので、監督の指示通りに演じられた感はありましたね」 「たたりめ堂」の駄菓子を食べた後の伊原さんの振り切った演技にも注目だ。 伊原六花(いはら・りっか) 1999年6月2日、大阪府生まれ。A型。T160。2017年より芸能活動を開始。2018年に『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビューを果たす。 近年の主な出演作に、【舞台】『ダブリンの鐘つきカビ人間』『夜の女たち』『友達』【ドラマ】『肝臓を奪われた妻』『ブギウギ』『マイ・セカンド・アオハル』【映画】『リゾートバイト』、『地獄の花園』などがある。 鈴木一俊
鈴木一俊