ユーロフィン株が大幅安、マディ・ウォーターズの空売り標的に
(ブルームバーグ): 24日のパリ株式市場で食品・医薬品などの試験サービスを手掛けるユーロフィン・サイエンティフィックが下落、約20年ぶりの大幅安を付けた。著名空売り投資家カーソン・ブロック氏率いるマディ・ウォーターズ・リサーチの標的となったことが響いた。
ユーロフィンは一時25%安と、日中ベースで2003年8月以来の大幅な下げを記録した。マディ・ウォーターズはユーロフィンに対するショートポジションを明らかにし、同社の財務諸表を疑問視するとともに「異例さと矛盾を抱えた会社だ」と表現した。
マディ・ウォーターズは、ユーロフィンのリポートには「利益や現金残高、その他資産価値について重大な誇張が含まれている可能性がある」と指摘。ユーロフィンにコメントを求めたが返答は得られなかった。
原題:Eurofins Sinks After Muddy Waters Discloses Short Position (3)
(抜粋)
--取材協力:Thyagaraju Adinarayan.
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Lisa Pham